寄贈書籍についての情報や、皆様から寄せられた声もご紹介いたします。
書籍の寄贈を受けて
2007.11.6
特に新聞に掲載されると、多くの方から電話をいただき、とても嬉しく思っています。ただ申し訳ないことに、取りに伺う場合、私は他に仕事をして日常的には多忙なので、すぐに受け取りに行けないことが多いのです。ほとんどの方にはご理解いただけるのですが、中には連絡がないので他へ譲ってしまったということもあり、とても残念な思いをしたことがあります。
今は、ボランティアで、桃井さんという男性の方が書籍の受け取りを手伝っていただけるので、とても助かっています。
本の種類をお問い合わせいただくことも少なくないのですが、この「かけ橋通信」を読んでいただいている方は、理解していただけているかと思いますが、寄贈していただける方は少々年齢の高い方が多く、パソコンを使っていないのでわからないようです。そんなに難しく考えずとも良いのにと思うほどに気にされる方もいらっしゃいます。たとえば、日中戦争に関するものはダメですよね、外国の翻訳ものはダメですよね、などなど多々あります。私は「日進月歩の技術の本や、週刊誌月刊誌、漫画は受けていません」とだけお答えします。昭和20年代のある時まで紙質がとても悪く、保存が利かないので受けてはいませんが、ほとんど通常の方の本は大丈夫です。
ただ、ものすごい量の書籍を持っている方は少なくなく、車で何度も取りに行った家も何軒かあります。一番すごかったのは箱詰めからおこなったので、2日にかけて合計で5回に分けて取りに行ったお宅の本はすごかったです!!本がほこりをかぶっていたこともあるのですが、軍手をはいている手も黒くなり、鼻の穴の中も黒くなり、全身黒くなるのみならず、口をきくのも嫌になるほど全身が疲れきって死にそうでした。寄贈していただくのは嬉しいのですが、受け取りに行く苦労も結構あるものです。
伺った方の中には、運送料もかかるのでしょうと言って、寄付金をいただく場合もあります。また会員になっていただいた方もいらっしゃいます。こういうご理解は本当にありがたいことと、ここで改めて感謝をいたします。もちろん、書籍の寄贈をしていただくだけで十分に嬉しく思っています。
今後も継続的に行っていく事業ですから、多くの方に知っていただき、多くの書籍を寄付していただけることを願っております。
広東外語外貿大学で講義
2007.10.2
2007年3月1日、翌日の寄贈式典を前に学生に講義を行いました。1年前にも行っているので、今回で2回目です。理事長と私は別々の教室で内容もそれぞれ別なもので行いました。理事長は「文化人類学」に関する講義を行い、学生の質問も受けました。私は特にテーマは設けず、中国で翻訳されている日本語の違訳についてや、日本語を勉強している学生に役立つように、日本の社会について話をし、質問を受けました。4年生や大学院生などは日本の会社でアルバイトもしているので、多くの現実的な質問を受けました。ある女子学生は「電話でバイト先の日本の男性と話をすると見下した言い方をされるが、それは日本の文化ですか」とか、「日本の男性は浮気をするというが本当か」などなど。日本人としては耳の痛い質問も多かったのですが、ひとつひとつ納得ではなく理解してもらうまで答えました。講義終了後も、他の空いている教室に場所を移し、少数の学生の質問などを受けました。学校では教えないことをできるだけ教えてあげたいと思っています。
昨年も会ったある女学生は、日本語を習っていたけれど、結局はアメリカの会社に就職が決まったそうです。アメリカの会社は中国のみならず日本とも交流があるので、3ヶ国語を話せることは重要なのです。そして日本の会社に既に勤務している男子学生が言うには、自分の1.5倍の給料だと不満を言っていました。中国は経済格差で給料が安いけれど、優秀な学生を欲しいならば、それなりの報酬は考えなければ国際社会を考えたとき、日本は人材を逃してしまうと感じました。大学での講義は、学生にも有意義であれば良いけれど、私にとっても勉強になる大切な時間だと思っています。
広東外語外貿大学東方語言文化学院のホームページにも、このときの事が掲載されています。中国語なので読めないかもしれませんが、写真や私たちの名前はわかると思うので、掲載されていることだけはわかると思います。
http://foalc.gdufs.edu.cn/ReadNews.aspx?NewsId=748
広東外語外貿大学寄贈式典のこと
2007.5.9
2007年3月2日朝、大学の図書館講堂にて寄贈式典が行われました。副学長を初めとして、日本語学部の先生達や学生が出席する中で、広州駐在の日本副大使やJICAや日本商工会の方なども来賓として招かれました。来賓がひとりずつ壇上に上がり祝辞を述べて、理事長も副学長から表彰状を授与されました。理事長と次に私がスピーチを行いました。講堂はすり鉢状の大きな講堂で、学生達でいっぱいでした。
前日に講義を行っていましたが、それとはまた違い、図書を寄贈する思い、中国と日本の良好な関係作りのための思い、スピーチも長々とするわけにもいかず、思いを全て伝えることはできませんでしたが、多くの日本の方たちの善意による本であることだけは理解をしてもらえたと思います。
寄贈式は、2004年にNPOではなく、まだ個人で北京大学へ寄贈した時にも行っていただきましたが、このたびの寄贈式の方が、受けて側である広東外語外貿大学の姿勢を高く評価します。大変喜んでいただきましたし、今後にも期待を寄せていることを深く理解できました。式典の後に、図書館内を案内していただき、寄贈した本が並んでいるところには「頁のかけ橋文庫」と表示がありました。既に貸し出しも行われているとの事でした。多くの学生や先生達の良き資料として活用されることを願っています。
昼食時には、来賓の方たちはお帰りになりましたが、私たちふたりと大学側から副学長を初めとして日本語学部の先生幹部と歓談をしました。私たちの活動に対して敬意を表したいとおっしゃっていただきました。今後も細くとも長く継続していきたいと思いを新たにしました。
かけ橋通信を始めるにあたって
2007.5.7
NPOを立ち上げて半年が過ぎましたが、その間に中国広州の大学での寄贈式典や学生への講義などの行事、それと新聞掲載・ラジオ出演などもありましたので多くの皆様からの本の寄贈の申し出を受け、少しずつ受け取りに行かせていただいたり、送っていただいております。
NPO法人とはいえ、何分にも私も無収入のボランティアなので、他に仕事をしている立場上、いつでも取りにいけるとは限らないので、待っていただいている方には甘えさせていただいておりますが、中にはすぐに行かなかったために他へ寄贈したと言われる方もいらっしゃいました。これもまた仕方の無いことかもしれませんが、残念でなりません。
寄贈してくださる方たちの中には、パソコンを使っていない方が多いので、このホームページも見ていただけない方も多いのが現状かと思います。それでも、様々な出来事、寄贈図書の受け取りにまつわる話、問い合わせについてなど、お知らせしたいことなどもあるので「かけ橋通信」として不定期に徒然に書いてみようと思います。
事務局長 兼平里美
FOR THE FRIENDSHIP OF JAPAN AND CHINA